どうも、こんにちは。
はりー(@hcinemadowntown)です。
今回はハリーポッターシリーズで活躍した可愛いペットや動物たちの撮影秘話について紹介します。
ホグワーツの生徒たちはフクロウにねずみ・猫といかにも魔法使いらしいペットを学校に連れてきてましたよね。ハリーたちの学校生活の癒しであり、沢山の場面で登場したペットたち。
映画の中で自在に活躍していた彼らですが、撮影現場ではどのようなエピソードがあったのでしょうか。今回は、ペットたちにまつわる撮影秘話をピックアップして紹介します。
それでは、いきましょう。
今回の記事の参考にしたのはこちら↓↓
Contents
ヘドウィグ:ハリーの相棒のシロフクロウ
© 2001 – Warner Bros. – All Rights Reserved
最初に紹介するのは、ハリーの一番の相棒でシロフクロウのヘドウィグ。ハグリッドからの11歳の誕生日プレゼントとしてハリーにおくられた雪のように白いふくろう。映画の冒頭に流れる「ヘドウィグのテーマ」はシリーズを代表する名曲。
シリーズでヘドウィグを演じていたのは、ギズモという名前の雄のシロフクロウ。その他にはキャスパー、ウック、スウープス、オーオー、エルモ、バンディットが代役で参加しています。
ハリーの腕にヘドウィグが止まるシーンでは、ケガをしないようローブの下に鷹匠がつける保護具をつけていました。
ヘドウィグの活躍で印象的なのは、『ハリー・ポッターと賢者の石』でハリーにニンバス2000の箒を届けるシーン。このシーンのためにギズモは6か月にも及ぶ訓練を行いました。
実は、このシーンでギズモが運んでいるのはプラスチック製のほうき。実際の木でできた箒よりも軽く作られたものでした。
かぎ爪に取り付けた留め具でほうきを固定して、ハリーの頭上に来たところで装置を開放してハリーがキャッチするという仕掛け。
エロール:ウィーズリー一家が可愛がるのんびりフクロウ
http://www.huistenbosch.co.jp/event/owl-forest/
ウィーズリー一家のおいぼれふくろうエロールを演じたのは、カラフトフクロウのズース。カラフトフクロウはふくろうの中でも世界最大種。
ズースは『ハリー・ポッターと秘密の部屋』のエロール登場シーンの全てを演じていますが、一か所だけ例外がありました。
それは、隠れ穴の台所の窓にぶつかるシーン。
ふくろうは骨がもろく、硬いものに衝突すると怪我をしてしまうので、このシーンだけは窓に衝突するデジタルのエロールと前後の実写のエロールを合成して映像を作っています。
スキャバーズ:ロンが飼っているパーシーのおさがりのねずみ
https://tamashii.jp/item/12590/
ちょっと間抜けなロンのペットのスキャバーズ。彼を演じたのは12匹の本物のねずみと数匹のアニマトロニクスのネズミでした。中心になったのはデックスという動物タレント。
『ハリー・ポッターと賢者の石』の列車のシーン。お菓子の箱に頭を突っ込んで抜けなくなり、ロンが呪文で助けようとするところ。お菓子の箱にワイヤーを取り付けて、タイミングよく引っ張って外しています。
また、『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』の冒頭、ハーマイオニーのペット猫クルックシャンクスとの追いかけっこシーンの訓練は4か月もかかりました。
撮影で苦労したのは、2匹が訓練中に仲良くなりすぎて、スキャバーズ役のデックスが全然必死に逃げてくれなかったところ。
クルックシャンクス:ハーマイオニーの賢いパートナー
https://warnerbros.co.jp/c/features/feature-27.html
ハーマイオニーの愛猫クルックシャンクスを演じたのはクラッカージャックという猫タレント。
クルックシャンクスの独特のちぢれ毛は、変った方法で再現されています。ブラッシングのときの抜け毛をとっておいて、小さく丸めて地毛に取り付けて作り上げていています。さらに、クルックシャンクスのうるんだ目は、目にゼリー状の物質をいれて作っています。
ミセス・ノリス:フィルチの抜け目ない相棒猫
https://warnerbros.co.jp/c/features/feature-27.html
ミセス・ノリスは、ホグワーツの気難しい管理人アーガス・フィルチのペット。演じたのは、マックス、アラニス、コーネリウスという3匹のメインクーン。
3匹は得意分野が異なっていて、マックスは駆け寄ったり、走ったりが得意。アラニスはフィルチを演じたブラッドリーの腕の中で休むのが得意で、よくそのまま眠ってしまったそう。
ファング:臆病者のハグリッドのペット
https://www.flickr.com/photos/cowcoptim/4108874936/
半巨人のハグリッドのペットは、負けず劣らず大型のナポリタン・マスティフ。原作ではグレートデーンでしたが映画版では変更されています。
ファングを演じたのは、『ハリー・ポッターと賢者の石』から『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』までは、ヒューゴ。それ以降はモンキーという名前の犬が演じています。その他にベラ、ガナー、ルイージ。映画には登場していませんが、ウノ、ブリーという控え犬もいました。
ナポリタン・マスティフの特徴はとんでもないよだれの量。アニマトロニクスのファングは、マスティフのよだれも再現されていて、無線でよだれの操縦をしていました。
おわりに
今回は、ハリー・ポッターシリーズに登場した可愛い動物たちの撮影秘話を紹介しました。
個性豊かな彼らもハリーポッターシリーズを支える大切な役者たちですね。
個人的には自在に動き回るハリポタ世界の動物たちを、ちゃんと実際の生き物で再現しようしてくれたことが凄く嬉しいです。
アナタも魔法の世界に飛び込もう!