【ネタバレ感想】映画『アバウト・タイム~愛おしい時間について~』考察:人生の一瞬一瞬が輝いて見える

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感想・レビュー

どうもこんにちは。ハリー(@hcinemadowntown)です。

今回は映画『アバウト・タイム~愛おしい時間について~』の感想です。

恋愛映画の名手リチャード・カーティスが手掛けた恋愛×SFの傑作映画。

恋愛映画の枠を超えて家族映画としても楽しむことが出来る作品です。

ハリー
ハリー

観終わったころには、きっと家族や恋人の顔を浮かべているはず。

本記事は本編のネタバレを含むので、ネタバレ苦手な方はご注意ください。

それでは、いきましょう。

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あらすじ

自分に自信がなく恋人のいないティム(ドーナル・グリーソン)は21歳の誕生日に、父親(ビル・ナイ)から一家の男たちにはタイムトラベル能力があることを告げられる。恋人を得るため張り切ってタイムトラベルを繰り返すティムは、やがて魅力的な女性メアリー(レイチェル・マクアダムス)と恋をする。しかしタイムトラベルによって生じたアクシデントにより、そもそもメアリーと出会っていなかったということになってしまい……。

https://www.cinematoday.jp/movie/T0012491

スタッフ・キャスト

スタッフ

監督・脚本:リチャード・カーティス

音楽: ニック・レアード=クロウズ

監督・脚本は恋愛映画の巨匠リチャード・カーティスです。

ブリジット・ジョーンズの日記』、『ノッテイングヒルの恋人』など名作恋愛映画の脚本をつとめており、

監督作としては『ラブ・アクチュアリー』、『パイレーツ・ロック』に続いて三作目になる作品。本作で監督業の引退を表明しています。

ハリー
ハリー

2017年に『レッド・ノーズ・デイ・アクチュアリー』という短編映画の監督をしていますが、これは『ラブ・アクチュアリー』の後日譚なので、ノーカウントかな。

音楽を担当したのは、 ニック・レアード=クロウズ です。

ニック は元々イギリスの音楽バンド「ドリーム・アカデミー」でリードボーカルを務めていました。

場面を彩る音楽が非常に印象的な本作ですが、ボーカル曲がセリフのないシーンで上手く使われており、とても心に残る名場面に仕上がっていました。

キャスト

ティムドーナル・グリーソン

メアリー レイチェル・マクアダムス

ティムの父親ビル・ナイ

ティムの母親リンゼイ・ダンカン

キットカットリディア・ウィルソン

ハリートム・ホランダー

シャーロットマーゴット・ロビー

主人公のティムを演じたのは、ドーナル・グリーソン

ハリー・ポッター』シリーズでハリーの親友ロンの兄ビル・ウィーズリーを演じました。

また、『スター・ウォーズ』シークエル3部作では敵軍の重要人物ハックス将軍を演じ、再び注目を集めました。

現在、若手演技派として期待が高まっています。

本作では、誠実だが奥手な青年ティムを繊細に演じています。

ティムが恋に落ちる女性メアリーを演じたのは、 レイチェル・マクアダムス

きみに読む物語』のヒロイン:アリーを演じて大ブレイク。

その後も、『シャーロックホームズ』シリーズ、『ミッドナイト・イン・パリ』、『君への誓い』など話題作への出演が続いています。

本作では主人公の思い人メアリーを素朴で飾らず、仕事と趣味に一生懸命な女性として演じ、非常に魅力的なヒロインを作り上げてくれています。

ティムの父親は名優ビル・ナイが演じました。

リチャード・カーティスの監督作は『ラブ・アクチュアリー』以来の出演。『ラブ・アクチュアリー』では英国アカデミー賞の助演男優賞を獲得しています。

アンダー・ワールド』シリーズのビクター役や『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズのデイヴィ・ジョーンズ役で知られています。

本作では、タイムスリップ能力を持つことを告げる気さくで卓球好きなティムの父親を好演しています。

主人公の初恋の人シャーロットを演じたのは、マーゴット・ロビー

本作公開と同じ2013年『ウルフ・オブ・ウォール・ストリート』で主人公ベルフォードの後妻ナオミを魅惑的に演じ、大ブレイク。

近年では、『スーサイド・スクワッド』にてDCコミックスの名ヴィラン「ハーレイ・クイン」を演じ、世界的なアイコンを生み出しました。

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』や『スキャンダル』など、アカデミー賞に絡む注目作への出演が続いています。

本作では、主人公の初恋の女性を魅力的に演じてくれています。

さらに詳しい情報は公式サイトで!

アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜【予告篇】

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『アバウト・タイム』感想(ネタバレあり)

時間を巻き戻しても変えられないもの

マーゴット・ロビー

©2013 Universal Pictures

父親から、”我が家の男は代々タイムトラベルの能力があるんだ”と告げられたティム。

ティムが初めて能力を使ったのはガールフレンドを手に入れるためでした。

夏休み、家に遊びに来ていたシャーロットに一目ぼれしたティムは彼女と恋仲になろうと 夏休み最後の夜、シャーロットに告白します。

しかし、シャーロットからは「たっぷり時間あったのに。最後の夜は最悪よ」と告げられ、うまくいきません。

そこで、ティムはタイムトラベル能力を使って、夏休み序盤に戻り再アタックします。

すると、今度はシャーロットからは「最後の夜にもう一度告白して」と言われてしまいます。

結局、タイムトラベル能力を駆使してもシャーロットと結ばれることはありませんでした。

ハリー
ハリー

人間の感情までは変えることは出来ないということを示しているのでしょうね。

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何かを選択するということは、別の何かを選ばないということ

アバウト・タイム

©2013 Universal Pictures

ロンドンで弁護士として働き始めたティム。下宿先は父の知り合いの脚本家ハリーの家。

ある日、訪れたとあるバーで運命的な出会いを果たします。

偶然同じテーブルになった女性メアリーと意気投合したティムは早速連絡先を交換。

意気揚々と帰宅すると、そこには酷く落ち込んだハリーの姿が。

聞くと、ハリーの演出した舞台が酷い出来で、酷評されてしまったというのです。

思わずティムは能力を使ってハリーの舞台の修復に奔走します。

なんとかトラブルを回避して、舞台初日は大成功!めでたしめでたし。。とはなりませんでした。

お落ち着いたところでメアリーに連絡しようと携帯を見てもどこにも連絡先がありません。

なんと、ハリーを助けるために時間を戻ったことでメアリーとの出会い自体がなかったことになってしまったのです。

人生は選択の連続で、すべてを得ることは出来ない。何かを選択すれば、別の何かを選ぶことは出来ないということを示していると感じました。

ときには時間をかけるから得られるものもある

アバウト・タイム

©2013 Universal Pictures

メアリーとの出会いを失ってしまったティム。再びメアリーと出会うために知恵を絞ることになります。

彼女がケイト・モスの大ファンだったということを思い出し、ケイト・モスの写真展にメアリーが訪れることを信じて、ひたすら待つことに。

何日も待ち続けて、ようやくメアリーが写真展を訪問します。

はじめは、嬉しさのあまり初対面のはずなのに親しげに話しかけてしまい、不信感を持たれる始末。

そこから、何度も声を掛けなおして、ようやく親しくなることが出来ます。

タイムトラベルという便利な能力があっても、人生にはときには丁寧に時間を掛けなければ得られないものもあるということを教えてくれます。

人生には大いなる選択のときがある

アバウト・タイム

©2013 Universal Pictures

メアリーと順調に愛を育み、ふたりは結婚し、ついに最愛の娘ポージーを授かりました。

子どもに一身に愛情を注ぐティム。

ポージーの誕生日、家族や友人を招いて誕生パーティーを開きました。

しかし、妹のキットカットが一向に現れません。

彼女が現れなかったのは、飲酒運転をして交通事故にあい、大怪我をしてしまったからでした。

飲酒運転のきっかけになったろくでもない彼氏との出会いを阻止しようとティムは過去へと遡ります。

キットカットと彼氏の出会いを阻止したことで、彼女が大怪我をする未来は書き換わりました。

キットカットを助けられ、愛する妻と愛娘ポージーの待つ家に帰ったティム。

しかし、そこにいたのは見たこともない男の子でした。

自体が呑み込めず、タイムトラベル能力の先輩である父親に事情を尋ねました。

父親いわく、「受精は微妙なタイミングで行われる。何かがズレると別の結果になってしまう」と。

つまり、タイムトラベル能力には子どもが生まれる前の過去を少しでも変えてしまうと我が子とは会えなくなるという制約があったのです。

このことを知ったティムは苦しい決断をします。「過去を変えず、キットカットの事故を受け入れる」という。

過去を変えられないティムは、せめて未来を良い方向にしようと、自暴自棄になっていたキットカットを粘り強く励まし、彼氏との別れを説得します。

ときとして、過去は変えられなくても未来は良い方向に変えていくことはできるということをティムみずから行動で示してくれました。

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父と子のかけがえのない時間

アバウト・タイム

©2013 Universal Pictures

新しい家族を得て、順風満帆な日々を過ごすティム。

ある日、父がガンで余命幾ばくも無いことを知ります。

ガンのキッカケになったタバコは、ティムが生まれる前のことだから過去を変えるつもりはないと語り、すべてを受け入れた様子の父。

やがて、父がなくなり、しめやかに葬儀が行われました。

しかし、ティムが元気な間は、父が生きている時間まで遡れば、何度でも父親に出会うことが出来ます。

度々父親に会いに過去へ戻り、卓球を楽しむティム。

そんな日々を繰り返していたある日、メアリーからもうひとり子どもが欲しいとせがまれます。新たな命が生まれれば、過去に戻ることは出来ず、父親との永遠の別れを意味します。

心の整理が付かないまま、父親に会いに過去へ戻り、いつものように卓球をしていると、ティムは泣き出し、言葉を詰まらせてしまいます。

事情を察した父親は、最後に最高の一日を過ごそうと提案します。

ふたりでティムの子ども時代まで戻り、浜辺を散歩します。

これで最後と分かっていながらもふたりは本当に幸せそうな時間を過ごしていました。

人生において、最高の一瞬間は永遠のものだと強く感じる名シーンでした。

何気ない日々の輝きに気づく

アバウト・タイム

©2013 Universal Pictures

最後に父はティムに人生の秘訣を教えてくれました。

まず、「普通に生活すること」。そして、「毎日を同じようにもう一回繰り返すこと」。

そうすれば、はじめは緊張や不安で気づかなかった人生の素晴らしさに気づくことが出来るようになると。

2度目を過ごすティムは、同僚の失敗を励まし、コンビニの店員の何気ない笑顔に気づくことが出来、勤め先の内装の美しさにも思いをはせることが出来るようになりました。

何気なく過ごす日々こそが宝物であり、一瞬一瞬を大切に過ごすことが人生の秘訣なんだということを気づかせてくれます。

やがてティムは、タイムトラベルをして過去に戻ることをしなくなります。

過去に戻らずとも、日々の輝きに目を向けることが出来るようになっていったからです。

おわりに:大切な人がより愛しくなる

この作品を観終わったあとでは人生の見え方が少し変わっているに違いないです。

そんな素敵な作品でした。

ティムのように日々の一瞬一瞬を未来からみた過去のように思い、大切に過ごしていきたいですね。

※作中の名言・名セリフについて取り上げた記事もぜひチェックしてみてください。

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それでは、また次の作品でお会いしましょう。

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