どうも、こんにちは。
はりー(@hcinemadowntown)です。
ポップコーンは買った!パンフレットも購入済み、さあ席に座っていよいよ上映時間…というところで始まる怒涛のCM。
いつになったら本編が始まるんだと思った人も多いはず。
今回はなぜ映画本編の前にCMが流れるのか、目安時間はどのくらいか、予告がある理由について解説します。
それでは、いきましょう。
Contents
映画の予告時間の目安
映画館で表示されている”上映時間”は、実は映画本編だけではなく、予告+本編を含む時間が表示されています。
なので、上映時間に間に合うように着席するとまずは予告・CM映像を見ることになるわけです。
予告時間の目安はTOHOシネマズやイオンシネマなど大手のシネマコンプレックスだと、約10分~15分。単館系や小規模な映画館はそれよりも短い傾向で5分程度。
概ね劇場の規模に比例して予告時間が長くなる傾向にあります。
- 大手シネコン系:10分~15分
- 単館系:5分程度
なぜ本編前に予告編やCMがあるのか、長い理由とは?。
では、なぜ本編の前にCMが流れるのでしょうか。
それには最近の映画館の事情を反映した様々な理由があります。ひとつずつ解説していきます。
時間調整
まずは、”時間調整”という理由。
近年のシネコンでは複数のスクリーンで様々な作品が同時並行で上映されています。作品ごとに本編の長さが異なるので、出来るだけ1日に沢山回数を上映するためにCM時間で時間調整したり、複数の作品の開始・終了時間を調整してお客さんが混雑することを避けたりと、様々な理由で予告時間が調整されています。
単館系の映画館の場合、上記のような時間調整を必要とする事情が少ないので、予告時間が短くなる傾向にあるようです。
次回作の予告:お客さんへ次回作をアピール
映画館のにお客さんが映画を見にくるタイミングは、絶好のアピールチャンス。特に上映時間後のCMは、ほぼ確実にお客さんが目にすることになるので、チャンスを逃す手はありません。
特にハリウッドの大作映画や人気原作の映画化作品など、予めヒットが予想される映画では沢山の予告映像が流れる傾向にあります。
予告の内容も、本編の作品を観るお客さんをターゲットにしたものが流れます。アクション映画では、予告もアクションや爆発が派手な作品など、アニメ映画ではアニメの予告といったように。
地元企業がスポンサーとしてお金を出している
近年の映画館は、大型スクリーンや施設への投資が多くなり、映画のチケット収入だけで経営していくのは難しくなってきています。そのため、本編前の時間にスポンサー枠を設けることで企業からスポンサー料を得ることで経営を維持しています。
スポンサー料は一枠数百万円程度と言われています。
地元企業のCMがほとんどなのは、多くのお客さんも映画館と同じ地域に住んでいるから。同じ地域のお客さんに効率よくアピール出来るからですね。
地元ローカルな企業のCMが多いため、CMのクオリティは正直微妙なものも少なくありません。なかには4:3の時代から使い続けているCMも。
注意喚起映像【あの映画泥棒も】
そして、だいたい予告・CM枠の最後に流れるのが”マナー注意喚起”映像。
スマホの電源OFFやおしゃべりの禁止など映画館でのマナーについてのお願い映像が流れるもの。各映画館ごとにオリジナルキャラクターが楽しく・分かりやすくマナーについてレクチャーしてくれるアレです。
さらにそのあとには盗撮・違法配信への注意喚起で有名な”映像泥棒”の映像が流れて、本編のスタートです。
まとめ
今回は映画の本編上映前に流れる予告・CMの時間とその理由について解説しました。
予告・CM時間の目安
- 大手シネコン系:10分~15分
- 単館系:5分程度
予告・CM枠がある理由
- 時間調整
- お客さんへ次回作のアピール
- 地元企業がスポンサー枠を持っている
- マナーの注意喚起
映画の予告時間は本編へ向けて気持ちを高めいくのにいい時間。
静かに着席して、本編の開始を楽しみに待ちましょう。
今回は以上です。